美しき姫君 - オンラインパズル

オンラインパズル 美しき姫君
美しき姫君
『美しき姫君』(うつくしきひめぎみ、伊: La Bella Principessa)は15世紀後半に描かれたとされている絵画。盛期ルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチの真作ではないかという可能性が論議されている肖像画である。この作品は羊皮紙(Vellum)にパステル、ペンとインク、淡水彩(ウォッシュ技法)など、複数の絵画技法を用いて描かれた作品(ミクストメディア)であり、大きさは 33 cm x 22 cm となっている。
『美しき姫君』は2007年に現在の所有者が購入し、パリのリュミエール・テクノロジー社がこの作品に対してマルチスペクトルスキャンを実施してデジタル解析を行った。このデジタル解析は美術品担当の法化学者ピーター・ポール・ビロが担当し、その結果、ダ・ヴィンチの未完の絵画『荒野の聖ヒエロニムス』に残っている指紋と「酷似した」指紋を『美しき姫君』から発見した。
オクスフォード大学名誉教授の美術史家マーティン・ケンプ(en)は『美しき姫君』に関する書物を著し、この作品に描かれている女性はミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァと愛妾ベルナルディーナ・デ・コラーディスとの娘ビアンカ・スフォルツァであり、のちに『美しき姫君』と改名された作品であるとしている。